オフィーリア (OPHELIA) 1912 
初期のハイブリッド・ティーの中で初の剣弁高芯咲きの薔薇が本種と言われています。花脈が透けて見えるような薄い花弁の純白を、淡く染める甘い紅の色。まるで恋に頬染める儚き乙女の風情です。しかしその花姿や、シェイクスピア作品の悲劇の乙女から冠された名前とは裏腹に、薔薇のオフィーリアはフルーツを思わせる魅惑的な香りと強い受粉力で、多くの子孫を残す逞しさを持っています。かくも不可解は女なり、と言うところでしょうか。

 

9.7mm×9.6mm×~7.2mm  SILVER950