マダム・アルベール・バルビエ(MME. ALBERT BARBIER)

1925
花粉親は不明ですが、ハイブリッド・ティーの系統ではないかと言われています。ティーローズの鮮やかな色味が種子親フラウ・カール・ドルシュキの純白と融合したのでしょうか、本種は夢のように甘く上品なアプリコット色をしています。透き通るように薄い花びらの中を通る脈はレース細工のように繊細です。色と言い質感と言い、砂糖菓子を思わせる美しさですが、きりりと背筋を正したような花姿が、甘いだけではない大人の色香を添えています。